Next Eco Design展 2022 開催報告
2022年12月7日(水)〜12月9日(金) 東京ビックサイトで日本最大級の環境をテーマにした展示会 エコプロ2022 が開催され会場内の企画コーナー Next Eco Design展に BALIISMが出展しましたのでその様子を写真と共に紹介します。エコプロでのBALIISMの展示は新型コロナウイウルの影響により2019年を最後に3年ぶりの出展となりました。
Next Eco Design展は(公社)日本インダストリアルデザイン協会 エコデザイン研究会が主催する環境をテーマとした展示会 で プロのデザイナー と モノづくりのデザインを学ぶ大学・専門学生が合同で発表する場となっています。
[ Next Eco Design展 会場の様子 1 ]
展示台や背面パネルも含み環境にやさしいダンボールパネルを使って構成しました。
[ Next Eco Design展 会場の様子 2 ]
午前中は小中高生なども多くSDGsや環境学習の一環として来場していました。皆さん気になった商品やサービスについてメモをとりながら会場を回っていました。
BALIISMは エコデザインの成果物として (1) バンブー歯ブラシ(大人用・子供用) (2)水草ストロー (3)バリ島 孤児院支援プロジェクトに参加した支援者のリターン品として贈ったパスポート・カードケースを展示しました。
[ BALIISMの展示ゾーン ] 右から/(1)竹歯ブラシ (2)水草ストロー (3)バリ島 孤児院支援プロジェクト
① 竹歯ブラシ (大人・子供用2種類=計4商品)
持ち手は自然素材100%から作られているため、使い終わったらコンポストや土に埋めることができ堆肥化が可能。
パッケージも再生可能な半透明紙から作られており商品だけではなく個装までも環境貢献への想いを形にしています。
グッドデザイン賞を始め、ソーシャルプロダクツアワード、オルタナサステナブルセレクション、子供用は本年度のキッズデザイン賞も受賞しており数々のアワードを受賞しました。
環境性能だけではなくデザイン性について評価されました。本商品は岩崎書店が先月出版した環境教育書籍にも掲載されました。主に全国の小学校や図書館の児童書コーナーにて読むことができます。
② 水草ストロー
カリマンタン島・国立公園内の沼地に自生するレピロニアという植物を乾燥させ作られたストローを展示しました。中が空洞になっており自然の形状をそのまま活かした作りになっています。環境に優しいだけではなく長時間飲料に浸けていてもふやけず機能的なのも特徴です。コート剤など人工材料は一切使用していないため、使い終えたらそのまま土に埋めること出来ます。プラスチックストローのように土壌に長期間残留したり海洋汚染を発生させるリスクが無い環境にやさしいストローです。
本商品は11月のサステナブルなレストランを表彰するFOOD MADE GOOD Japan Awards授賞式に使用され、12月以降に一般販売を開始予定です。
③ バリ島 孤児院支援プロジェクト
主要産業が観光業であるバリ島。新型コロナウイルスの影響により外国人訪問客が2020年上旬から激減し、経済的に大きなダメージを受けた事から本プロジェクトを2020年秋頃より始動させ、最終的に寄付金によって運営されている孤児院を支援することが決定しました。支援プロジェクトの流れとしては天然竹を編み込んで作ったパスポートケースとカードケースを期間限定で販売し売上の純利益を全額、必要物資にして寄付するという流れとなっています。日本とバリ島を繋ぐという想いを込め、このプロジェクトのために天然竹を編み込んで作ったオリジナルデザインのパスポートケースとカードケースを支援者へリターン品としてお贈りしました。プロジェクトの告知と運用にあたってはバリ島情報メディア「バリ島旅行のみかた」と協力しながら実施しました。
[ インドネシア関係者との集合写真 ]
BALIISMは インドネシア・バリ島発のブランドです。今回インドネシアに関わる展示として 東京のインドネシア共和国大使館 職員をはじめ、インドネシアの林業に関わる関係者や環境財団 Belantara FOUNDATION、APP sinarmas(製紙会社) 日本法人の関係者の方にもお立ち寄り頂きました。今回の展示概要やBALIISMが行っている環境への取り組みや商品について説明しました。
[ 全体感想 ]
エコプロ2022は、2019年と比べ、学生や学校関係者の来場者が増え更により関心が高まっている印象がありました。これは社会の関心の高まりに比例して学校のカリキュラムにSDGsや環境学習の強化ということもあるかと思いますが 高校・大学生などは授業を通じて学んだ知識を活かしながら、自身で環境活動されている方も増えています。BALIISMでは2020年より環境活動をしているNPOや学生団体を応援する取り組みを行なっていますが、これらに加え、消費者に見えにくい製造業の現場や課題発掘を含めたスタディツアーやワークショップなども今後計画し実施してきたいと考えています。是非何かアイデアや希望される内容がありましたらお声がけ下さい。
[ エコプロ2022 会場を視察する中高生たち ]
[ Next Eco Design展 参加メンバーとの集合写真 ]
今年度のNext Eco Design展は、モノづくりに関わるプロフェッショナル14名/デザイン系大学・専門学校9校(共立女子大学、桑沢デザイン研究所、芝浦工業大学、東洋美術学校、千葉工業大学、日本大学芸術学部、文化服装学院、武蔵野美術大学、明星大学 )より合計26名の学生有志が参加しました。今回、会期合計600名を超える方にご覧頂くことができ、多くの人に環境とデザインの大切さについて知ってもらう機会になりました。また来年も開催予定ですので是非ご来場ください。
▼本記事についてのお問い合わせ
BALIISM Japan(株) 広報部
今回の展示や取り組みに対して、取材や詳細案内を希望される場合は、
取材依頼フォーム( https://www.jp.baliism.asia/media-contact )よりご連絡ください。